PBLProject Based Learning
2015.06.11

プロジェクトレポート

汚れ傷んだデンマークの椅子をゲットし、新品に再生せよ!
プロジェクト椅子

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プロジェクト椅子チームは、6月9日から11日にかけて、スカラー候補生4名と共に、栃木県の塩谷にあるIKURU DESIGN工房へ。

 

合宿前、スカラー候補生たちが目にしたのは、箱に入れられた天童木工の水之江椅子が中邑教授により、大学の建物から階下へ投げ落とされるという派手なパフォーマンス!「さあ、解体だ!」と中邑教授から声がかかると、子ども達の士気が一気に高まり、一人一脚ずつ椅子の解体が始まりました。万力等の道具を使う者、力づくでハンマーと人力だけで壊していく者、緻密に計算し、時間をかけてそーっと解体していく者。それぞれの個性が見え隠れします。そして、バラバラになった椅子を丁寧に箱に入れ、工房へ送りました。

 

工房に到着し、「さあ、自分の椅子を再生するぞ!」と張り切りましたが、その前に与えられた課題は自分たちの使う作業台作り。作業台は重くて大きく、部品がたくさんあります。それなのに、説明書の言語はスウェーデン語。ああでもない、こうでもないと、みんなで試行錯誤する中で、自然と子ども達が力を合わせていく場面が見られました。

 

作業台が完成したら、いよいよ椅子の再生です。筋肉痛になるくらい真剣に木目を研磨したり、好みの色を塗ったり、それぞれの子ども達の感性に任せていく中で、彼らの椅子との向き合い方が少しずつ丁寧かつ繊細になっていく様子が感じられました。自分の椅子に対する愛着が沸いたのでしょうか。

 

普段から物作りをやっている子ども達が多い椅子チーム。この合宿を通して、あるスカラー候補生は「人は一人では決して生きていく事はできないのだと気づきました」と語りました。自分一人で好きな事をやっているだけでは、その先に広がりは無い。ほかの人と一緒に、それぞれの持つ能力や知識を組み合わせていく事で、世に残せる何かを生み出していけるのだ、という事にも気づけたようです。

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さて、自分達で考える椅子の「完全なる」修復。その意味とは果たして何なのか?組み上がった椅子を前にして、子ども達には新たなミッションが待ち構えています。

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