PBLProject Based Learning
2015.07.01

プロジェクトレポート

北海道の原野で鹿の角をゲットして自分のフォークとナイフを作れ!
プロジェクト鹿

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プロジェクト鹿チームは、7月1日から7日にかけて、スカラー候補生4名と共に、北海道の十勝平野へいざ出陣!

 

7月に鹿の角を原野に探しに行く旅は、命がけのミッションでもあります。なぜなら繁殖期のオス熊がメスを求めて活動しているからです。そんな危険な森の中を、自分の足で鹿角を探すことは無防備という他ありません。野生の熊には、聴覚や嗅覚が優れた野生のレーダーを備えた馬こそが必要!ということで、人間が察知しない熊の気配をいち早く察知し、危険を回避してくれる馬に乗って森へ入ることになりました。

 

そこで、まず私たちが向き合う対象は「馬」となりました。草食動物で群れをなして行動する馬は、基本的に臆病な動物で、人の気持ちに敏感に反応します。そんな馬を乗りこなすためには、自分が信頼できるリーダーであるという強靭さを馬に示し、馬の気持ちを読み取りすぐに反応を返すという迅速で繊細な対応が必要です。

 

もちろん、馬を乗りこなすスキルをもったスカラー候補生はいません。そのため、馬から「リーダー」としての承認を得ようと、毎日、早朝に起きて馬房掃除や餌やりをし、馬場で馬とコミュニケーションを繰り返します。時には馬小屋で一緒に馬と寝る経験もしました。愛着をもって馬と接することで、馬との信頼関係を築いていきます。そして、ようやく森の中に入れるという時期を迎えたのは、北海道を去る2日前のことでした。

 

自らの命を馬との信頼関係に託し、一本の手綱を握りしめて、森の中へ。スカラー候補生達の背丈ほどまで伸びた草むらでは、各自が「鹿の角アンテナ」を立てて探さなければ、鹿の角を簡単に見過ごしてしまいます。そのような中で、奇跡的に3本もの鹿の角にめぐりあうことができました。

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大自然の中でようやく原材料の鹿の角を手に入れた子ども達は、ミッションをやり遂げるために次なるステージへと進んでいきます。鹿の角をゲットするために馬と信頼関係を築くという、一見つながりそうにない「つながり」を体感した子ども達が、どんなフォークとナイフを創り出すのか、楽しみでなりません。

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